みなさま、こんにちは。デバイス・ホーム 郡山店 二階堂です。暑い日が続いていたと思ったら、もう秋になり、だんだんと陽射しが恋しい季節になってまいりました。
私の初回ブログは、住宅と陽射しについて、少し触れたいと思います。参考図に正午の夏至と冬至の陽射しの概要を書かせていただきました。夏至と冬至では陽射しの範囲が大きく変わります。
夏の暑い時期は熱い陽射しを建物内に入れたく無いですし、冬は暖かい陽射しを取り入れたい。それを解決する一つが、庇を取り付けたり、軒の出を深くしたりすることです。夏は陽射しを遮ることで涼しく、冬は陽射しを取り入れることで暖かく、冷暖房費の削減にもつながり、また、風雨の影響で外壁が傷むことの軽減にもつながります。
もう一つ重要なのが建物の向きです。真南向きですと、北面は陽当りが無いため、湿気が乾かず、北面だけカビが発生しやすく汚れたり、外装が傷みやすくなります。そのため、巽向き(東南向き)が良いとされていました。
直接、太陽光が当たれば乾燥し、紫外線による殺菌作用もあります。場所や敷地形状により建物配置が限定される場合もありますので、状況により外装の材質検討、湿気対策が必要です。
私は幼少期から高校生まで、明治後期の建物で、断熱材も入っていない隙間だらけの家で生活しておりました。構造は石と木と土、草(畳)、屋根はトタンに葺き替えてましたが、それまでは杉皮葺きだったようです。ほぼ自然素材でできた家でした。軒の出が深く、軒先は手の届く高さでしたので、理にかなった建物だったのだなぁと思います。
先人のお知恵を活かし、現在の良いものを取り入れながら、お客様により良いものをご提供できればと思い、お仕事をさせていただいております。
朝夕の寒暖差で体調崩されませんよう、ご自愛ください。
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